私のサックスケースは何処へ-6

注文してから2週間、ケースができあがったとの報告を受けました。

アメリカ人にしてはちゃんと正確に仕事をするなあ、と感心。


そして、アメリカの郵便局のUSPSから国際便で送ってもらうことに。


追跡番号から現在の位置をネットで見られるので、楽しみです。




ふむふむ、アメリカの空港に着いたな。

お、川崎の国際交換局に到着。
あと2、3日かな。

佐倉市の住宅に配送。しかし不在の為受け渡しできず。




???



何ですか、この佐倉市の住所というのは。
アメリカの店から住所を聞かれる事が無かったのが気にかかるが、Pay Palの登録で住所を入力したし、仲介業者でもいるんだろう。



その後、再配達できず、佐倉郵便局で保管。



???



一体どうなってる?
佐倉市、て千葉県佐倉市だよな。




取りあえず佐倉郵便局に電話してみます。


「あの、僕の荷物がそちらに保管されているようなのですが。」

「確かにその追跡番号の荷物はこちらにあります。宛先不明で保管してます。」

「どうしてそちらにあるのか分からないのですが…。」

「今まで佐倉市に住んだ事はありますか?」

「いえ、ありません。」

「一度もですか?」

「ええ、一度もありません。」

「…。」

「…。」




ということは、宛先の住所を間違えたんか!!

住所なんて一度も聞かれなかったぞ!

一体どこから拾ってきた住所なんだ!



「あの、こちらの住所に送ってもらいたいのですが…。」

「ちょっと確認して折り返し電話しますね。」


しばらくして、局長らしき男性から電話がかかってきました。


「国際便の宛先変更というのは、できる国とできない国とがありまして…。
申し訳ありませんが、アメリカからの郵便物はできないのです…。
送り主に変更してもらうしかないのですが…。」

「えー!
直接取りに行ってもダメですか?」

「ええ、申し訳ありませんが…。」


なんとも歯切れの悪い感じの電話です。

「わかりました。アメリカの店に連絡を取ってみます。」




そして怒りのメールを送りました。

「一体どこから取ってきた住所なんだ!なんで確認しないんだ!
宛先変更は送り主しかできないから、USPSに掛け合って変更してくれ!!」

「USPSに行ってみたが、私たちにできる事は何も無かった。」

「…。もしそのケースが良ければ、僕の知り合いや生徒が買うかもしれないから、もう一度掛け合ってくれ。」


「いや、それはできない。
実は、そのケースはグレンの最後のケースなんだ。
彼はもう年を取り過ぎたから、もうこれで引退すると言っている。」




な、なんと!!!

グレン・クロンカイト生涯最後の作品!!!!



しかし、どうやってもアメリカからも宛先変更できない様子。

佐倉郵便局にまた電話します。


「宛先変更はできなかったのですが、どうなりますか?」

「そうなると…。アメリカに送り返す事になります…。
船便になるので、だいたい2ヶ月くらいかかるかと…。」




に、2ヶ月!!!



「一点ものでなければ、同じものを新たに送ってもらうのが一番早いかと…。」

「いえ、一点ものなので、それはできないのです。」

「そうなると…、2ヶ月待って頂くしかありませんね…。」

「わ、わかりました…。では早速アメリカに送り返して下さい。」



がっかりです。

すぐそこにケースはあるのに、更に2ヶ月待ちです。

今8月半ばなので、10月半ばくらいか…。





しかし、事態はまたもや思うようには行かなかったのです。

試練は続く。

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