イタリア旅行記-18

外に出ると、まだ日が残っている。

東京よりも日照時間が長いようだ。




夕暮れ時の大運河。
こんなにも街全体に夕日の似会う街が他にあるだろうか。



街灯を指さしてどうする?       自己作品No.5












そして再びリアルト橋の上から。





寂しげなゴンドラの影が暮れなずむ運河を横切る。



さて、リアルト橋とサンマルコ広場の間にあるホテルには、わざわざヴァポレット(水上バス)でぐるっとサンマルコ広場に向かい、そこから徒歩で帰る事にする。

きっと広場までの所要時間は10分ちょっとであろう。


早速リアルト駅に来たサンマルコ行きのヴァポレットに乗る。

と、あれあれ?
何だか反対の北の方に向かっているのでは…。


と、次に到着した駅をガイドブックで確認してみる。
やはりサンマルコ広場とは反対方向に向かっている。

一体どういう事だろうか。急いで駅に降りる。


サンマルコ行きなのにサンマルコに行かないのだろうか。


ならば、次にやってきたピアッツァーレ・ローマ行きというのに乗ってみよう。


…、おいおい、やっぱり北に向かっているよ。

一体、ヴァポレットのシステムはどうなっているのだろうか。
わけがわからないが、とりあえず船上で撮った写真を載せる。







もうここまで来てしまったら、急行ヴァポレットの停まるフェローヴィア駅まで行ってしまおう。
運が良ければ帰れるだろう。



フェローヴィア駅は、昼に鉄道ではるばるローマからやってきたサンタ・ルチア駅のあるところだ。






さてさて、電子掲示板を見てみると、リアルト行きが次に来る。

これがちゃんと南に行ってくれれば、さっき乗った駅まで戻れる。
しかしリアルトが終点なので、その先のサンマルコには行けないのだが…。


疲れがかなり出てきたので、もう何でも良いから早く帰りたい。


やってきたリアルト行きに乗ると、ちゃんと南の方向へ舳先を向けて出発してくれた。




船の上からの撮影なので、ピンボケしているのはご容赦願いたい。

日もとっぷりと暮れて来て、夜のヴェネツィアが顔を出してきた。

昼とは違った、妖艶な姿を見せ始める。



そして無事にリアルト駅に帰還。
目的地にたどり着けず、ただ戻って来ただけで1時間近くかかってしまった…。





夜のヴェネツィアは魅力的だが、体力が限界を迎えてしまったため、足早にホテルに戻る。


明日に備えて寝る事にしよう。
具体的な旅程は決まっていないが、とにかく街を散策するだけで楽しい街だという事が良く分かった。



最後にホテルの近くで撮った写真を一枚。






ヴェネツィア初日終了。

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