イタリア旅行記-10

サンタンジェロ城の近くには、裁判所があり、そこまで出店が並ぶ。






メリーゴーランドの隣の白い建物が裁判所だ。
ここから北に向かえばレパント駅だが、意外と距離がある。




これは駅の近くの栄えている通りの写真。


そして電車に乗り、スペイン広場の駅、スパーニャ駅に向かう。



スペイン広場といえば、映画「ローマの休日」で、オードリー・ヘップバーンがジェラートを食べるシーンが有名だが、今では飲食禁止となっている。



階段を上がり、上から撮影してみる。




さらに上へ登り、景色を眺めていると、
「ジャパニーズ?ハネムーン?ナガトモ、ナガトモ!」

とやけに愛想の良い、中東系の怪しい黒人が。

どう見ても怪しいが、あまりにしつこく喋りかけてくるので適当に答える事に。
「ユー、フレンド。だからこのミサンガをプレゼントする!」
「いや、要らないよ。」
「なぜ?タダ、タダでつけてあげるから。」

このやり取りの時点で妻はかなりご機嫌ナナメに。
旅行に行く前から、変な人がいっぱいいるから関わらないように、と注意を受けていたからだ。


いくら要らないと言ってもなかなか立ち去ってくれないので、仕方なしに手を出すと、ミサンガを手首に結びだした。
「痛い、きつく締めすぎだよ。」
という僕の言葉は無視して、キツく締めようとしている。
しかし不器用なのか、最終的に上手くいかない。

結び終わると、ハサミを持った別の男が来て、余分な部分をカットする。

なんだこのコンビネーションは。

さらに最初の男はもう少しキツくしようとする。
だから痛いって言ってるだろうが。

再びハサミの男がやってきて、切る。が、そこを切っても意味ないぞ?
とすかさず「5ユーロ。」と言うでないか。

「Why!!!」
無料だと言うからもらったのに5ユーロだと?
怒りの声を発すると、ハサミの男はひるんで離れて行った。

すると、最初の男とハサミの男がもめている。
「タダであげると言ったのになんで金を要求するんだ!」

ってか、あんたら詐欺なのか何なのかハッキリしてくれよ。


まあ、これ以上まとわりつくんなら、見回りしている警察に突き出すつもりだったが、これで終わった。
イタリアでは観光名所にはかなり沢山の警察官が見張っているのだ。


とこの後で妻から叱られたのは言うまでもない。
すみません。


スペイン広場はほろ苦い思い出の場所となってしまったのだった。


続く。

コメント

人気の投稿