商店街でコルトレーンが

今日、千歳烏山の商店街を歩いていたら、ジョン・コルトレーンのCDがBGMとして街灯のスピーカーから流れていました。
しかも、ジャイアント・ステップスが。


ジャイアント・ステップスと言えば、聞く方も演奏する方もしんどい事この上ない曲です。
音楽史上で確かに大きなステップとなるレコードですが、僕はそんなに好きではありません。
ジャズの雑誌とかで、歴史上の名盤、と紹介されていたりするので、聞いた事のある人も結構居るかもしれませんね。

このレコードの影響で、ジャズの世界ではコルトレーン・チェンジ(ジャイアント・ステップスで使われているコード進行)が普及する事になるのです。
もし僕がこの音源をリアルタイムで初めて聞いたら、衝撃を受けたかもしれません。
しかし今となっては、なんでこんなに難解な作曲をしたんだろうと、ジャズ・ミュージシャンとしてはあるまじき疑問を感じるばかりです。
コルトレーンとしては、単純に今までの音楽に飽きただけでしょうが。


そんな厳つい曲をバックに、商店街独特のほのぼのとしたアナウンスが流れていたので、異次元的な世界を感じました。
全く方向性の違うものを同居させるのも、面白いかもしれません。
アントニオ猪木がキティちゃんのTシャツを着ているような、珍奇だけど斬新な空間がそこには広がっていましたね。

緊張と緩和、天と地、男と女、相反するものが同時に存在し、かといって水と油の様に決して同化せずに各々がその存在を主張していました。
てほとんどの通行人はどっちも聞いていないでしょうけどね。
しかし僕はそこに何とも言えない奇妙な音を発見したのです。

コメント

人気の投稿